琴の鳴る秋

まだ少し日中の暑さは残っていますが、

すっかり秋ですね。

秋が訪れるたびに思い出す詩があります。

クリスチャン詩人・八木重吉の「素朴な琴」。

「このあかるさのなかへ

ひとつの素朴な琴をおけば

秋の美しさに耐えかねて

琴はしづかに鳴りいだすだらう」

視覚と聴覚の両方でイメージを喚起し、

そして「素朴な琴とは何か」「なぜ鳴り出すのか」など

哲学的な思索に誘います。

と、まあ、そういう理屈はさておき、

透きとおるような明るい陽の光があふれる

今日のような秋の午後には

どこか遠い空のしたで鳴っている琴の音が

時おり耳に届いてくるような気がします。

 

琴の鳴る秋」への4件のフィードバック

  1. kasima

    はじめまして。
    どこからかこちらのブログにたどり着いて、
    日記を読ませていただきました。
    今日の日記に、どこかで聞いたことのある(もしかすると聞いたことはないのかもしれませんが)
    聞いた気がする琴の音が聞こえた気がして、
    コメントを書いてます。
    八木重吉のこの詩もとてもよいですね。
    また時々日記を読ませていただきます。

    返信
    1. office-tal 投稿作成者

      Kashimaさん、はじめまして。
      やさしい言葉で書かれているのに、不思議な感銘を受ける詩です。
      秋の初め、まだ冷たい木枯らしが吹く前の、
      いまの時期に読むと、なんだか実感として理解できる気がします。
      HPもブログも不慣れなのですが、
      つたないながらも続けていきたいと思いますので、
      これからもよろしくお願いいたします。

      返信
  2. gosazuki

    こんにちは この詩は 八木重吉の とても静かで しかし熱い情熱を感じる さわやかで 深いものを感じます。

    返信
    1. office-tal 投稿作成者

      gosazukiさん、はじめまして。
      仰るとおり、静かでかつ情熱的な詩だと思います。
      八木がクリスチャンだということを考えると、
      象徴的な意味も込められているのでしょうね。
      毎年、初秋の明るい陽の光のなかで
      必ず思い出す詩です。

      返信

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